2013年12月15日

12月の泉の里地里山里水定例観察会2013.12.15 (八ヶ岳の森)

南アルプスの峰や八ヶ岳は雲がかかっていましたが、富士山は薄いガスの向こうに遠望できました。
気温4度、水温6度で風は冷たかったのですが、土手に遮られたところでは、日向ぼっこの気分でした。
この季節、フィールドでは何も観る物が無いように思います。
ところがどっこい、生き物たちは命を繋ぐためにいろんな工夫をしています。
梢の先の冬芽、樹皮に隠れて越冬する虫たちなど、観ようとすれば観ることができる生き物たちの生活が
ありました。 
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泉ビオトープのふるさと」の入口
 
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第二小池
 

缶が詰まったままなので、
水量はいつもの三分の一程です。

 
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第二小池からの下流の様子
 
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城南谷津田の様子
 
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今日の富士山の遠望です。
 
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クヌギ                                           コナラ
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     トチノキ
              どの木も手のひらが暖かく感じる樹皮です
 
 
 

8:43 本日の参加者 (管理人K)

3人でした。管理人Kはカメラを忘れてしまいましたorz。お二方報告の方よろしくお願いします。
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8:53 クヌギカメムシ

クヌギカメムシ類の成虫と卵が沢山いました。交尾、産卵している個体もいました。クヌギカメムシ類は晩秋から初冬にかけて卵を産むそうですが、こんな寒い時期に産卵しているんですね。気温5度ですよ5度。
卵はクヌギ等の樹皮の割れ目に産みつけられゼリー状物質に覆われています。春に孵化した幼虫はこのゼリー物質を最初に食べるそうです。子供たちが早く大きくなるようにと、お母さんからの贈り物です。
クヌギカメムシ類は、似たようなのがいて区別が難しいようなのですが、気門が黒いのと黒くないのがいました。気門が黒いのはクヌギカメムシ、黒くないのはヘラクヌギカメムシかサジクヌギカメムシのどちらかだそうで、少なくとも2種類いたようです。

(参考)
槐真史編『日本の昆虫1400 (1)』文一総合出版
 
追記
ブロとものおちゃたてむしさんという方が、クヌギカメムシの孵化を記事にされておられます。ぜひご覧ください。
http://mushi-akashi.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/post-4c8c.html
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