2013年12月15日

8:53 クヌギカメムシ

クヌギカメムシ類の成虫と卵が沢山いました。交尾、産卵している個体もいました。クヌギカメムシ類は晩秋から初冬にかけて卵を産むそうですが、こんな寒い時期に産卵しているんですね。気温5度ですよ5度。
卵はクヌギ等の樹皮の割れ目に産みつけられゼリー状物質に覆われています。春に孵化した幼虫はこのゼリー物質を最初に食べるそうです。子供たちが早く大きくなるようにと、お母さんからの贈り物です。
クヌギカメムシ類は、似たようなのがいて区別が難しいようなのですが、気門が黒いのと黒くないのがいました。気門が黒いのはクヌギカメムシ、黒くないのはヘラクヌギカメムシかサジクヌギカメムシのどちらかだそうで、少なくとも2種類いたようです。

(参考)
槐真史編『日本の昆虫1400 (1)』文一総合出版
 
追記
ブロとものおちゃたてむしさんという方が、クヌギカメムシの孵化を記事にされておられます。ぜひご覧ください。
http://mushi-akashi.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/post-4c8c.html
この記事へのコメント
こんばんは。
Hepotaさんのところから、早速覗きに来ました。
ちょうど今日、近所の奥須磨公園(神戸市)に虫探しに行ってきたのですが、毎年見ているクヌギに今年もたくさんのクヌギカメムシが産卵に集まっていました。周囲にクヌギの木はいくらでもあるんですが、毎年特定の木に集まるようです。産み付けられた卵塊の数から見てすでに最盛期は過ぎていたと思いますが、それでも10匹以上が産卵中でした。ちなみに、こちらでは本日の最高気温は10度位だったようです。このあたりでは孵化は2月下旬には始まりますが、そちらではもっと遅いんでしょうね。
Posted by おちゃたてむし at 2013年12月17日 21:20 | 編集
おちゃたてむしさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
そういえば、沢山集まっている木と全然いない木があって不思議だなという話になりました。交尾のために集合した方が良いのかなと思ったのですが、どうなんでしょうね。
おちゃたてむしさんとこの孵化の記事をリンクさせてもらいました。
Posted by 管理人K at 2013年12月17日 22:00 | 編集
こんにちは。
先日の観察会ではお世話になりました。
クヌギカメムシ、ビオトープではコナラの木に沢山いましたね。
おちゃたてむしさんの孵化の記事、とても参考になりました。ありがとうございました。
4月に孵化後の姿、観察できるでしょうか。楽しみです。
Posted by タムメリー at 2013年12月26日 09:02 | 編集
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